新型うつ病の患者は褒めて伸ばして治す|うつに終止符を打つ

うつ病との違い

考える女性

比較的最近発見され、その患者数が急増していると言われている新型うつ病。通常のうつ病と多くの共通点がありながらも、相違点も多くあり、別の病気として扱われるようになっています。とはいえ、うつ病に関しても比較的近年から病気として認められるようになっており、患者数が増えているのは「やっと認知されてきた」結果だと考えることもできます。ちなみに、うつ病や新型うつ病は本人や周りから気付かれないことも多く、また本人がもしかしてと思っても恥だと思って誰にも相談しないケースも考えられるため、厚生労働省などが発表している患者数よりも実際はかなり多いと推測されています。

うつ病と新型うつ病には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
まず、睡眠障害に差があります。うつ病患者の多くは睡眠障害を併発するとされており、夜中に目が覚めてしまったり、早朝に目が覚めてしまったり、眠ったはずなのに全然疲れが取れていなかったりといった症状があらわれます。これは、うつ病を発症することでストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が増し、覚醒を促してしまうからです。ちなみに、夜なかなか眠れないという入眠障害は比較的少ないとされています。
新型うつ病の場合は真逆で、寝ようと思ったら一日10時間以上でも眠ってしまうという症状があらわれます。とはいえそのほとんどの場合は浅い睡眠が続いており、体の疲れは十分に取れていません。また、眠りすぎも体に悪影響を与えることがわかっています。この睡眠障害には個人差があり、新型うつ病の患者でも眠れない、夜中に起きてしまうといううつ病のような睡眠障害を発症する場合もあります。

もうひとつ挙げられるのが、調子の悪くなる時間帯です。うつ病には日内変動と呼ばれる特徴があり、多くのうつ病患者は朝方に一番辛く、夕方になるにつれて調子がよくなっていくという変化が見られます。朝方に辛くなってしまうのは、コルチゾールにより強制的に覚醒させられているからなどの理由が考えられますが、日内変動について確固たる理由はわかっていません。この日内変動が起きないうつ病患者もいます。
新型うつ病の場合は逆に、朝は比較的体が楽で、夕方になるにつれて辛くなっていくという変動が起こります。そのため、精神的に落ち込む時間が増えてうつ病が疑われる場合は、その日の気分の変化を見てうつ病か新型うつ病かを判断することが可能となります。もちろん新型うつ病患者の場合も個人差があるので、あくまである程度の指標です。